本展では、当館の収蔵品の中から昔の生活道具を中心に、暮らしのうつりかわりを振り返ります。明治から昭和時代にかけての生活道具を紹介するとともに、学校で使われた教科書や道具類、雛飾りと鎧飾りなどお節句の人形も展示します。
また、昨年にひき続いて公立小学校3年生の学習支援を兼ねた展覧会です。平日には学校団体見学があります。ご理解いただくと同時に、会場に居合わせた大人の方は、道具を使った経験談を話してあげて下さい。何よりの解説になるはずです。
ここに集められた道具たちは、日々の暮らしを支えてきた働きモノたちです。長い間使われてきた道具たちは、今、私たちに何を語りかけてくれるのでしょう。単に懐かしさを感じるだけでなく、長い年月をかけて先人たちが築き上げ、伝承してきた生活の知恵と工夫を見直していただければと思います。