今回はデザインの展覧会です。テーマは「子供」。
子供たちはどんな環境で暮らし、成長していくのでしょうか?
揺りかご、ベビーベッド、木馬、三輪車、乳母車、歩行器、チャイルドシート、椅子や机など、子供たちは本当にいろいろなものにかこまれて育まれます。
そこで本展では、アジアや欧米、アフリカなど世界各地で、様々な時代にデザインされた子供のための遊具や家具、日用品などを、5つのテーマ -「眠る」「生きる」「遊ぶ」「動く」「学ぶ」-、にわけて紹介します。
それらのデザインを通して子供たちの生活環境や健やかな成長を、そして子供たちの持っている独自の文化的な背景を見つめ直す絶好の機会となることでしょう。
かつて子供だったあのころを思い返しながら、今、子供時代を生きる彼(女)らと話しながら、そして、これから生まれてくる彼(女)らに思いをはせながら、見て、考えて、語り合って、楽しんでください。
ドイツの南西部、ヴァイル・アム・ラインにあるヴィトラ・デザイン・ミュージアムは、家具のコレクションで有名です(1997年には、当館でもそれらを紹介した「いす・100のかたち」展を開催しました)。
本展は、同館によって企画され、1997年よりはじまった国際巡回展の一環として開催されます。
もちろん子供たちにも楽しく:1Fエントランスには子供のための遊び場所「プレイ・ルーム」もあります。