タイトル等
常設展
「岡本太郎―顔と仮面」展
会場
川崎市岡本太郎美術館
会期
2013-10-10~2014-01-13
休催日
月曜日 (10月14日、11月4日、12月23日、1月13日を除く)、10月15日(火)、11月5日(火)、12月24日(火)、12月29日(日)~1月3日(金)
観覧料
常設展のみ開催期間(10月18日まで)
一般500 (400)円/高・大学生・65歳以上300 (240)円/ 中学生以下無料
企画展開催期間(10月19日~2014年1月13日)
一般900 (720)円/高・大学生・65歳以上700 (560)円/ 中学生以下無料
※本料金で常設展・企画展ともにご覧いただけます
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
川崎市岡本太郎美術館
概要
岡本太郎の作品の多くには、「顔」が描かれています。
はっきりと画面全体に描かれた顔もあれば、画面の各モチーフが結びついてイメージを形成するように描かれた顔もあります。
「顔」について岡本は、次のように述べています。

「顔は宇宙だ。顔は自であり、他であり、全体なのだ。」
(岡本太郎「宇宙を翔ぶ『眼』」『美の世界旅行』新潮社、1982年)

また、岡本太郎の作品には、「仮面」が描かれることもあります。
《マスク》(1959年)、《仮面劇》(1980年)などがその作例です。そのほか、「顔」とも「仮面」とも、作品タイトルからだけでは判別できないようなモチーフが描かれた絵画作品が数多くあります。
「仮面」について岡本は、次のように述べています。

「私は作品の中に目玉を描く。人間だか、動物だか知らないが、執拗に目玉を描き込んでいるのは、たしかに新しい世界に呪術的にはたらきかける戦慄的な現代のマスクを創造しようとしているのだ、と思っている。」
(岡本太郎「面」『芸術新潮』1958年7月号)

こうした、仮面に関する知識を岡本は、どこから修得したのでしょうか。背景としては、第二次大戦前にパリ大学で聴講した民族学者マルセル・モースの講義により修得したと考えられますが、直接的には岡本が愛読したミルチャ・エリアーデの著書『シャーマニズム―古代的エクスタシーの技法』(1952年)から修得したと考えられます。そこでは、「聖」と「俗」を結び付け、俗なる世界に聖なる世界を示現させるための契機としての呪術的な仮面について紹介されています。そして、岡本は芸術を、俗なる世界に聖なる世界を示現させる呪術的な契機としてとらえ、「芸術は呪術である」(『みづゑ』1964年2月号)とも述べています。
また岡本は旧友ロジェ・カイヨワの著書『遊びと人間』(原書初版1958年)の1967年版(当館には岡本旧蔵の当該書籍の初版は所蔵されておりません)を所有しており、仮面に関する部分に下線が確認できます。そして1967年以降の岡本の仮面に関する言説には、カイヨワの著書から修得した知識も反映されるようになります。
本展では、「顔」と「仮面」の観点から、岡本太郎作品をご紹介いたします。
ホームページ
http://www.taromuseum.jp/exhibition/collection.html
会場住所
〒214-0032
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
交通案内
小田急線 向ヶ丘遊園駅から
岡本太郎美術館の最寄り駅は「小田急線 向ヶ丘遊園駅」です。
向ヶ丘遊園駅 は、新宿から、小田原・湘南方面への急行で約20分、普通電車で約40分です。
多摩急行、快速急行は向ヶ丘遊園駅に停まりませんのでご注意ください。
【徒歩】 約17分
南口から道なりに進み、ダイエーを左手に見ながら稲生橋交差点を渡ってください。そのまま直進し、生田緑地の入口から坂道を上がり、芝生広場の右手奥が美術館です。
【タクシー】
南口タクシー乗り場から、行き先を「生田緑地東口」ないしは「日本民家園まで」とご指定ください。生田緑地の入口まで4分程度、そこから徒歩で約5分です。
【バス】
南口ターミナルから川崎市バス「溝口駅南口行」(5番のりば・溝19系統)乗車、「生田緑地入口」で下車(約3分)、バス停より徒歩約8分です。
※1時間に1~2本の運行です。
北口ターミナルから小田急バス「専修大学行」乗車、終点「専修大学前」で下車(約10分)、バス停より生田緑地西口園路(通行可能時間 8:00~17:30)を通って徒歩約6分です。


JR南武線・小田急線 登戸駅から
徒歩では約30分かかりますので、小田急線に乗り換えて向ヶ丘遊園駅をご利用ください。
【タクシー】
タクシーをご利用の場合は、向ヶ丘遊園駅からとほぼ同料金です。ご利用の際は、行き先を「生田緑地東口」ないしは「日本民家園まで」とご指定ください。
【バス】
川崎市バス(藤子・F・不二雄ミュージアム経由)「生田緑地」行きに乗車、終点「生田緑地」下車(約16分)、バス停より徒歩約5分です。
※10時~16時台は1時間に1本程度の運行、藤子・F・不二雄ミュージアム休館日は運休です。


JR南武線 武蔵溝ノ口駅・東急田園都市線 溝の口駅から
川崎市バス「向丘遊園駅南口行」(2番のりば・溝19系統)に乗車し、「生田緑地入口」で下車(約20分)、バス停より徒歩約8分です。
※1時間に1~2本の運行です。


東急田園都市線 梶が谷駅から
東急バス「向ヶ丘遊園駅南口行」(1番のりば・向01系統)に乗車し、「飯室」バス停で下車(約17分)、バス停より徒歩約10分です。
※1時間に2~3本の運行です。


東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅から
小田急バス「向ヶ丘遊園駅北口行」(1番のりば・向11系統)に乗車し、「専修大学入口・川崎ゴルフ場入口」バス停で下車(約10分)、進行方向右手の坂道を上がり、生田緑地西口園路(通行可能時間 8:00~17:30)を通ってください。


東名 川崎インターから
普通車両の場合は、川崎インターを左折し、二つ目の信号(犬蔵交差点)を右折してください。そのまま直進し(約7分)、平三叉路を中央に進み、生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。
※カーナビをご利用の場合には、行き先を「生田緑地東口駐車場」とご入力ください。
大型車両の場合(バスなど)は、川崎インターを左折し、尻手黒川線を清水台で右折。浄水場通りを根岸陸橋で右折、世田谷町田線を多摩警察署前で右折し、府中街道の稲生橋交差点を右折して生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。詳しくは生田緑地東口ビジターセンターへ:044-933-2300


国道246号線から
国道246号線の溝ノ口交差点(立体交差)を、東京方面からは右折、町田方面からは左折し、府中街道に入って、府中方面に直進してください(約15分)。稲生橋交差点を左折し(約2分) 生田緑地の「東口駐車場」(有料)をご利用ください。
※カーナビをご利用の場合には、行き先を「生田緑地東口駐車場」とご入力ください。
ホームページ
https://www.taromuseum.jp/
神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
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