赤羽刀は、終戦直後に占領軍によって接収された刀剣類の一部を指す通称で、日本の武装解除にともなって膨大な刀剣類が接収された刀剣の一部は、東京・赤羽の米陸軍第8軍兵器補給廠に集められました。一部は廃棄され、廃棄を免れた刀剣類は日本に返還され、平成11年、法律にもとづき、研磨とその後の活用を条件これら刀剣類は全国の公立の美術館・博物館等に譲渡され、当館では平成14年に研磨完了記念展を開催しました。
本展では、所蔵刀剣類の中から、「赤羽刀」10口を中心に、市指定重要文化財の大慶直胤の太刀、藤本秀光、義久、眞光親子の大太刀など20口を展示し、赤羽刀の歴史と共に鉄の芸術、日本刀の魅力を紹介します。