神坂雪佳と京の雅趣
―光悦・光琳への憧れとモダン―
江戸琳派の粋
―抱一風の名残と新たな試み―
開館より回を重ねてきた琳派展の第15弾となる本展では、高い人気を誇る神坂雪佳(1866~1942)を中心に、鈴木其一(1796~1858)以降の江戸琳派の作品も交え、彼らの挑んだ伝統の継承と、新時代を見据えた意欲的な展開を探ります。
京都に光悦や光琳の作風を甦らせ、さらに独自の様式を確立した雪佳。江戸から東京へと変貌する東都において、抱一以降も長く活躍を続けた江戸琳派。両者を主軸とした初の展覧会、細見コレクションならではのラインナップをお楽しみください。