◇昭和48年、県立の総合博物館として出発した当館は、9月に開館40周年を迎えます。
◆最大の記念イベントが、この特別展「平尾魯仙~青森のダ・ヴィンチ」です。
◇幕末維新期の絵師・平尾魯仙は津軽画壇の重鎮で、多くの弟子を育てました。
◆文筆にも優れ、大著「幽府新論」など、学者としても大きな業績を上げました。
◇江戸や上方に出る機会がなかったため、全国的には名を知られてはいません。
◆しかし活動は幅広く、松前・箱館に旅したり、江戸の平田家と通信したりしています。
◇本展では、魯仙のマルチな才能がどう培われ、どう熟成していったかを紹介します。
◆その生きざまから現代人は何を汲みとるべきか。
◇本展を通じて、魯仙の仕事と学問にしばし、思いを致してくだされば幸いです。