花鳥画、人物画、挿絵などさまざまなジャンルの作品制作を行う小布施出身の日本画家、中島千波(1945~)の全展示室を使っての展覧会です。
本展では「全貌」というタイトルにあるように、多彩な作品群を、ジャンルごとに展示し、知られざる画家の一面、そして多岐にわたる制作活動にあらためてせまるものです。「桜の画家」としてのイメージが強い中島千波ですが、それ以外にも様々な作品を発表しています。たとえば本の装丁の仕事。新聞小説や単行本などの挿絵や表紙絵は、どれも細部まで丁寧に描かれていることがわかります。今回は実物の本と併せて展示予定です。そのほか新作の「信濃の幸」(信濃毎日新聞創刊140周年記念扉絵)や、クリスマスのイヤーズプレートといった作品展示も行います。