京成電鉄株式会社は、明治42年「京成電氣軌道株式会社」として設立され、上野・押上から成田そして成田空港までを結ぶ首都圏の主要鉄道として発展してきました。京成電鉄と市川の関わりは深く、初代社長、本多貞次郎が市川に居を構えたほか、市川市内には京成に関連した施設が多く設けられました。
本年9月、京成の本社が現在の押上から京成八幡駅前に移転することを記念いたしまして、このたび「京成電鉄展」を開催いたします。
本展では、京成電鉄グループ所蔵の貴重な資料とともにその歴史を振り返り、車両デザインの変遷や、日本画家・東山魁夷による京成百貨店の包装紙原画、京成電車のある風景を数多く描いている絵本作家・井上洋介の作品など、京成電鉄をより身近に感じることのできる資料の数々をご紹介します。また、会場内ではNゲージのスカイライナーが全長約19mの直線を疾走!ジオラマ、プラレールも展示します。会期中には盛りだくさんのイベントを開催し、歴史好きから、アート好き電車好きな方々まで大いに楽しんでいただける展覧会です。