エムレ・ヒュネル (1977年イスタンブール生まれ) は、科学、戦争、テクノロジー、建築などの歴史を踏まえ、危うさをはらんだ文明社会、その延長線上にある未来について問いかける作品を制作します。
本展では、「制御不可能な巨大な力」を意味するタイトルの映像作品《ジャガーノート》(2009年)、素描シリーズ《ブラック・シップス・エイト・ザ・スカイ》(2009年)に加え、新作の彫刻《トリロン》を含むインスタレーションを発表。万国博覧会や自動車産業といった近代化の象徴や航空学、戦闘機などを主題に科学やテクノロジーがいかに戦争と共に進歩し、人間性が失われてきたかが提示されます。本展を通じて、人間と文明の進むべき方向性について一緒に考えてみませんか?