タイトル等
えっ?『授業』の展覧会
図工・美術をまなび直す
会場
うらわ美術館
会期
2013-09-14~2013-10-27
休催日
月曜日 (ただし、9月16日、23日、10月14日の月曜は開館)、9月17日、24日、10月15日
開催時間
午前10時~午後5時
土曜日・日曜日のみ~午後8時
(入場は閉館30分前まで)
観覧料
一般 400 (320) 円
大高生 200 (160) 円
本展に限りパスポート観覧券。記名した本人のみ何回でも入場可能
中小生 無料
65歳以上は、敬老の日を含む9/14~9/21までの期間、無料
*( )内は20名以上の団体料金
*障害者手帳をお持ちの方および付添いの方は半額
主催者
うらわ美術館 「図画工作・美術なんでも展覧会」実行委員会
協賛・協力等
特別協賛 出光興産株式会社 武蔵野美術大学
協賛 岩波映像株式会社 開隆堂出版株式会社
株式会社美術出版サービスセンター
株式会社武蔵野美術大学出版局 東京家政大学
日本文教出版株式会社 光村図書出版株式会社
概要
「図画工作・美術は教育に必要ですか、それはなぜですか?」
この問いにすぐ答えられる人はどれだけいるでしょう。
美術教育は時代とともに変化します。明治時代、富国強兵を支え、殖産興業に貢献し、当時の情報リテラシー教育として導入された図画工作教育。では、現代社会で美術教育に何が求められているのでしょう。
教育における不易と流行。不易、すなわち時代が経ても変化しない価値として、"造形の力"があげられます。それを根底から支えているのは人間の持つ"美"を感じ、共感できる力です。一方、流行は、視覚情報にあふれた今日の情報化社会において、映像などの視覚情報を読み、発信していく力。地域をデザイン的視点で考えてリノベーションする創造の力。あふれる情報の中で不感症になっている私たちの錆び付いた感性を生き生きと再生し、しなやかにする感性の力。造形を媒体として言葉や国籍、文化の違う人々とコミュニケーションしていく力等々。この様に造形が人と人、人と物、人と自然や社会とをつなぎ合わせ、新たな理解や価値を創り出すメデイアとしての役割が「流行」として美術に求められてきています。そして、これらの能力の獲得に図工・美術の授業は欠くことが出来ません。そして、子どもたちにとっては、未来への夢を形に出現させていく時間なのです。

「えっ?『授業』の展覧会」では、造形活動における学びを、今日的な視点から捉え直し、私たちが、かつて受けてきた美術教育を、新たにまなび直してみようと企画しました。また同時に、今、学校で、社会で何が行われているのかを広く紹介し、これからの造形美術教育のあり方を共に考えていく展覧会としました。どうぞ、教育としての美術をまなび直してみてください。
イベント情報
映像作品上映のご案内
本展では、美術教育関連の映像を6作品上映します。映像は1956 (昭和31) 年から現代までの時代を反映するとともに、図工美術教育の可能性を示唆する内容です。
いずれも貴重な記録映像ですが、一般の映画館ではほとんど見ることができません。この機会にぜひご鑑賞ください。(パスポート観覧券が必要です)

[1] 9/14(土)-9/20(金)
トントンギコギコ図工の時間
2004 日本/野中真理子/海プロダクション・野中真理子事務所・ヒポコミュニケーションズ・「トントンギコギコ図工の時間」製作上映委員会
公立小学校の図画工作教育を追ったドキュメント。子ども自身の表現欲求を造形化する授業に、図工の学びと子どもの育ちの可能性が示される。
[2] 9/21(土)-9/27(金)
絵を描く子どもたち
1956 日本/羽仁進/岩波映画製作所
小学校1年生。図工の授業を7ヶ月間カメラが追う。中に、描くことをためらう子どもがいた。撮影は子どもの変容をとらえ、心を映しだす。
[3] 9/28(土)‐10/4(金)
クラス・ルーヴル
2006 フランス/ジュリエット・セニク/大日本印刷/ルーヴル-DNPミュージアムラボ
パリの高校生がルーヴル美術館で講義を受け美術を学ぶ。多様な生徒が作品と向き合い作品と関わる意味を問う。それはまた自身の発見でもある。
[4] 10/5(土)-10/6(日)
こどもの時間
2001 日本/野中真理子/マザーランド
埼玉県にある保育園を5年間記録。焚き木や野外での冒険、食べること、動物との共生。その中で命を育む力をこどもたちが獲得していく。
[5] 10/8(火)-10/14(月)
くらしを描く
1969 日本/英映画社
「絵を描く子どもたち」から13年後、長野県菅平の小学校での記録映画。高度経済成長を経た時代に、くらしを見つめる授業があった。
[6] 10/16(水)-10/20(日)
鎌倉なんとかナーレ
2012 日本/高松 智行
小学校が"アート"の拠点に。美術館やアーティスト、地域などと造形活動を通してコミュニケーションを図り、学校の有り様を再考する。
[7] 10/22(火)-10/27(金)
クラス・ルーヴル (再上映)
2006 フランス/ジュリエット・セニク/大日本印刷/ルーヴル-DNPミュージアムラボ
パリの高校生がルーヴル美術館で講義を受け美術を学ぶ。多様な生徒が作品と向き合い作品と関わる意味を問う。それはまた自身の発見でもある。

※上映会場 展示室内ギャラリーC 上映時間 各期間とも10:00~17:00

『中学校美術Q&A』・ライブ授業<自由参加・パスポート観覧券が必要です>
ギャラリーA内教室
‣『中学校美術Q&A』 9月22日 [10:30から] 全国の美術教師の実践発表です。
美術教師が日頃どのように授業研究に取り組んでいるか見ることができます。
‣ライブ授業[①11:00~12:00 ②14:00~15:00]
9月29日 黒木 健 (秋田県立西目高等学校教諭)
10月6日 大橋 功 (岡山大学教授)
13日 び 会 (小中学校教師の研究会)
14日 高安弘大 (青森県平内町立小湊小学校教諭)
20日 高松智行 (横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校教諭)
各日曜日。全国の美術教師による美術授業を見ることができます。

‣ワークショップ <無料・自由参加・先着20名> ギャラリーD
9月28日 講師:瀧澤 潔 (現代美術作家)
10月5日 大学生によるワークショップ
19日 市内中学校美術教師によるワークショップ
26日 講師:小池ちかこ (美術活動家・アトリエぶる~むん主宰)
各士曜日。[①10:00~12:00 ②14:00~16:00] 美術授業とは違う造形活動を体験できます。
‣造形体験コーナー <入場無料・ワークショップ実施時以外> ギャラリーD
ワークショップでの造形活動を模擬体験できるコーナーです。
会場住所
〒336-0062
埼玉県さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3階
交通案内
※うらわ美術館は、「浦和ロイヤルパインズホテル」と同じ建物(浦和センチュリーシティビル)の3階にあります。建物中央付近にあるうらわ美術館連絡用エレベーターをご利用ください。

=電車をご利用の場合=
JR 浦和駅 西口より 徒歩7分
JR 京浜東北線、高崎線、宇都宮線、上野東京ライン、湘南新宿ラインが停車します。
大宮駅から8分、上野駅から20分、新宿駅から25分。

=お車でお越しの場合=
東北自動車道 浦和出口から9キロメートル、
首都高5号池袋線・埼玉大宮線 浦和南出口から4キロメートル、
外環自動車道 三郷方面より 外環浦和出口から5キロメートル、大泉方面より 戸田西出口から7キロメートル。

駐車場について
浦和センチュリーシティビル地下の公営駐車場(有料)をご利用ください。
ホームページ
https://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/
埼玉県さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3階
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