タイトル等
[平成25年度企画展]
藤森青芸展
絵画に捧げた人生
諏訪が誇る日本画家 藤森青芸が、生涯をかけて見つめた優しく繊細な自然。
会場
諏訪市美術館
会期
2013-07-13~2013-09-21
休催日
会期中の休館日:月曜日と祝日の翌日
7月16日(火)、22日、29日/8月5日、12日、19日、26日/9月2日、9日、17日(火)
開催時間
午前9時~午後5時
入館は4時30分まで
観覧料
大人500円 (団体20名以上400円) 小中学生150円 (団体20名以上100円)
※諏訪郡内小中学生は無料
概要
藤森青芸 (ふじもりせいうん)(本名:松兵衛) は1901 (明治34) 年に上諏訪町 (現諏訪市) 小和田湯小路に生まれた画家です。幼少期より絵を描くことを好み、その画才は早くも高島尋常小学校在学中の習作に表れています。尋常小学校卒業後、姉の計らいにより上京し、上野の寺で書生をしつつ、高遠町 (現伊那市) 出身の池上秀畝 (1874-1944) に師事して画力を培いました。1927 (昭和2) 年、26歳で東京美術学校 (現東京藝術大学) に入学すると、2年から5年まで特待生となり、更に卒業式の際は生徒総代に選ばれ答辞を読んだ程の好成績でした。美校4年のころ、帝展に初入選し、以降日展の時代まで合計11回入選を果たします。美校で厚く師事した結城素明 (1875-1957) が盟主の大日美術院展にも初回から出品し、更なる活躍が期待されました。しかし、太平洋戦争期を境に中央画壇への出品は少なくなり、1952 (昭和27) 年第8回日展への出品が中央での活躍の最後となりました。その後は、東京の画室と故郷諏訪を行き来し、諏訪展や県展の審査員を務めたり、諏訪滞在時の定宿としていた貞松院の襖絵を描いたりすることで、故郷の美術発展にも貢献しました。晩年は、伴侶もなく介護施設での生活となり、1989 (平成元) 年、88歳でこの世を去りました。

当館には、平成24年度、それまでの6点に加え、青芸遺族より牡丹、パンジーをそれぞれモチーフにした作品と、青芸が小学生の頃に描いた習作117点をご寄贈いただきました。これを記念して、1994 (平成6) 年に回顧展を開催して以来19年ぶりの個展を開催いたします。幼少期の習作、秀畝に師事していた時代、東京美術学校時代の作品、帝展出品作品他、青芸の画業をご覧いただきます。東京藝術大学収蔵作品を含め、青芸若年期の作品が集まるまたとない機会です。ぜひご高覧下さい。
イベント情報
折井宏光先生によるギャラリートーク
日時:8月17日(土) 午後2時~ 会場:諏訪市美術館

青芸に面会したことがあり『藤森青芸画集』への寄稿もしている折井宏光先生 (諏訪市在住、日本画家) に、作品を前にして青芸芸術についてお話しいただきます。申込不要、入館料のみでご参加いただけます。

学芸員によるギャラリートーク
日時:9月21日(土) 午後2時~ 会場:諏訪市美術館

担当学芸員による展示解説。申込不要、入館料のみでご参加いただけます。

諏訪湖まちじゅう芸術祭
8月23日(金)~9月23日(月・祝)
※当館は9月22日、23日は展示替えによる休館となります。ご了承ください。

諏訪湖周にある美術館・博物館が連携し、期間中使用可能な共通入館パスポートの販売、共通テーマ展示、様々なイベントを開催します。
◎諏訪の長い夜/日時:8月23日(金)~24日(土) 午後10時まで開館
◎テーマ展示/館長・学芸員が語る「祈り・思い」
詳しくは、諏訪湖まちじゅう芸術祭パンフレット、諏訪湖アートリングfacebook、当館ホームページ等をご覧ください。
展示替え情報
会期中、一部作品は展示替えをおこないます。
ホームページ
http://www.city.suwa.lg.jp/scmart/exhibition.html
会場住所
〒392-0027
長野県諏訪市湖岸通り4-1-14
交通案内
JR 中央本線 上諏訪駅西口より 徒歩7分

中央自動車道 諏訪インターチェンジより 15分
ホームページ
https://www.city.suwa.lg.jp/site/museum/
長野県諏訪市湖岸通り4-1-14
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