静岡市在住の洋画家、長岡 宏氏の56年にわたる創作活動を振り返ります。
長岡氏は、静岡大学で長く後進の指導にあたる傍ら、精力的に作品を発表し続けました。
今回の展覧会では、東京藝術大学在学中の作品から、最新の作品までを一堂に展示します。
学生時代、現代美術に出会った氏は初め具象と抽象の融合を目指した作品を描きました。その後フランス留学を経験した氏は、錯視を絵画の軸に据えました。見ることを突き詰めていた氏は、アメリカのスーパーリアリズムに出会い大きな衝撃を受けました。
スーパーリアリズムを探求していた氏は、ある日シンメトリーの構図を閃きます。以来、スーパーリアリズムとシンメトリーによる表現を追求しています。
氏は、大きく画風を変えながら、独自の表現方法を絶えず模索しているのです。
作品の数々をとおして、創作活動の歩みをご覧ください。