タイトル等
引用の美術―80年代以降の作家たち
常設展示1
会場
高松市美術館
会期
2002-04-06~2002-06-09
休催日
月曜日(ただし4/29・5/6は開館)、4/30・5/7
観覧料
一般200(160)円、高大生150(120)円、小中生100(80)円
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
高松市美術館
概要
19世紀以来推し進められてきた「モダニズム」は、作品から神話・宗教・物語・再現性といった作品に固有でない要素を次々と削ぎ落としていきました。そして、1970年代には作品の構成要素をごく単純な形と色に限定する「ミニマル・アート」、また作品にとって大切なのは概念であり形や色さえも不要とみなす「コンセプチュアル・アート」に到達し、これ以上何もすることがないというある種の袋小路状態におちいります。
このような状況のなかから、80年代以降には、「無」から何かを生み出すのではなく、既にあるものを「引用」し、そこに何らかの操作を加えて作品として提示しようとする動向が現れてきました。そうした動向の担い手たちは、過去の美術作品や身の回りの事物をあたかも巨大なデータベースのようなものとみなし、その中から選び出したイメージを組み合せたり、独自に加工したりして、自らの作品とするのです。
本展では、このような「引用」の手法を用いて制作された80世紀以降の日本人作家4人の作品13点をご紹介します。福田美蘭はダ・ヴィンチやマネの名画の登場人物が見ている光景を想像して描き出すなど、過去の美術作品に様々な仕掛けを施します。森村泰昌も同じく名画をモチーフとしますが、自らが名画の登場人物に扮装しそれを写真に撮るという制作方法を一貫して追及しています。やなぎみわはコンピューターの画像処理を駆使してエレベーターガールを普段とは異なる状況のもとで商業空間の中に配置し、ミステリアスな光景を作り出します。柳幸典は東京の地下鉄の路線図を独自の手法で提示することで、東京という都市の姿を浮き彫りにします。鑑賞者を豊かなイマジネーションの世界へと誘い、さらにはオリジナルと新鮮な感覚で向かい合うことをも可能にしてくれるこれらの作品をぜひお楽しみください。
ホームページ
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/bijyutu/
展覧会問合せ先
高松市美術館 Tel. 087-823-1711
会場住所
〒760-0027
香川県高松市紺屋町10-4
交通案内
■ 車で
高松中央ICから
県道43号線を北へ約4km、県道155号を西へ約1km、国道11号を北へ約1km 美術館通りへ

高松西ICから
県道178号を北へ約2km、国道11号を東へ約4km、上天神交差点を北に約4km 美術館通りへ

■ 飛行機で
高松空港から
高松空港リムジンバス 「兵庫町」下車 約30分 750円 徒歩約4分

■ 電車で
JR 高松駅から
徒歩約15分 中央通りを南へ

ことでん 片原町駅から
徒歩 片原町商店街、丸亀町商店街を約10分

■ バスで
・JR高松駅から ショッピング・レインボー循環バス西廻り
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から 東方面下り、南方面下りほか(通勤特急など除く)
「紺屋町」下車 150円 徒歩約3分

・JR高松駅から まちバス
「丸亀町参番街」下車 100円 徒歩約3分

・高速バス
「県庁通り」下車 徒歩 約8分 中央通りを北へ

■ 自転車・バイクで
無料地下駐輪場
美術館通り(美術館北側の通路及び、美術館西側の通路) からスロープを下った位置に入口がございます。
ご利用時間は、美術館の開館時間に準じます。
大型二輪でお越しの方は、駐輪場をご利用いただけません。受付までお申し出下さいませ。
ホームページ
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
香川県高松市紺屋町10-4
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