"゛アートとは、現実の反映ではなく、その反映の現実性なのである"" J.L.ゴダール
映画にインスピレーションを受けたアーティストが数多くいる一方で、アートの領域でその活動が評価される映画監督がいます。本展は、アートと映画の両領域から、先端的な活動を繰り広げるアーティストの作品を紹介します。タイトル「スクリーン・メモリーズ」には、“銀幕の記憶”と同時に“隠蔽記憶”というもう一つの精神医学的な意味が潜んでいます。会場に展示された映像作品、写真、絵画から発せられるイメージは、銀幕を見るときのように、個々の鑑賞者に多様な記憶を呼び覚まさせてくれます。この展覧会で、美術館がもうひとつの“劇場”と化します。
出品作家:ダグ・エイケン(米)/ケネス・アンガー(米)/キャンディス・ブレイツ(南ア)/トマス・デマンド(独)/ドミニク・コンザレス=フォルステル(仏)/池田謙(日)/アイザック・ジュリアン(英)/ウィリアム・ケントリッジ(南ア)/ハーモニー・コリン(米)/コリエール・ジョア(米)/杉本博司(日)/田中功起(日)/ジョン・ウォータース(米)/ジェーン&ルイーズ・ウィルソン(英)/ケリス・ウィン・エヴァンス(英)/横尾忠則(日)"