中野和馬の陶器がお茶・華道とコラボレーション
中野和馬の陶器は、決して高尚な芸術作品ではなく荒っぽく土を引っ掻いたり陶板を削るなど通常の陶器の概念から懸け離れた作品を残しました。「ただ鑑賞するものではない。使って初めてその良さが分かる」。中野和馬は完成した作品は必ず野草を挿したり、茶菓子を添えたりしながら写真に収めました。
鑑賞しながらも、中野和馬の良さをより引き出すために華道とのコラボレーションや、実際にその良さを感じて頂くために呈茶コーナーを設置し、使う楽しさを実感して頂きます。
43年という余りにも早く駆け抜けた人生、「中野和馬の生き様」を作品を通して紹介すると同時に、精力的に陶芸の道にのめり込んだ初期の作品から自分の作風を確立した晩年の作品までを展示していきます。