孤高の芸術家として知られ、また本市にもゆかりの深い藤井達吉生誕120周年を記念し、「藤井達吉展~梅を描く~」を開催いたします。
藤井達吉は、明治14年現在の碧南市棚尾町に生まれ、昭和39年岡崎市で没するまでの83年間の生涯を芸術一筋に打ち込まれました。その活動範囲は驚くほど広く、染織、七宝、金工、木工、陶芸といった芸術全般をはじめとして、絵画、書、図案、和歌の分野など芸術文化の全域にわたっています。
本展では、大正時代の芸術作品から昭和37年の晩年の大作「梅百題」までの、“梅”を題材とした作品をジャンル別に紹介いたします。達吉翁が最も愛着を感じていた“梅”を題材とした作品を通して、達吉芸術の魅力に迫るとともに、市民をはじめ広く県民の方々に、郷土が生んだ近代芸術の先駆者、藤井達吉の格調高い芸術に触れていただきます。