雪国の長い冬が終わり、春の訪れをつげる3月3日の「桃の節供」。いにしえより子供の成長を祈る女の子の節供行事として雛祭りが行われてきました。
城下町鶴岡にも時代を越え、大切に受け継がれてきたお雛様が多く残っています。
致道博物館では平成7年より旧庄内藩主酒井家と鶴岡市内旧家に伝わるお雛様を公開しています。
有職故実にもとづいて作られた特注の有職雛、華やかな衣装に凛々しい顔立ちの古今雛、表情豊かな極小の芥子雛、小さいながらも職人技が光る精巧な雛道具の数々、などなど・・・
大名家ならではの優雅な雛祭りをお楽しみ下さい。