- タイトル等
映画をめぐる美術
―マルセル・ブロータースから始める
- 会場
- 京都国立近代美術館
- 会期
- 2013-09-07~2013-10-27
- 休催日
- 月曜日 (ただし、祝日は開館し、翌火曜日は休館)
- 開催時間
- 午前9時30分~午後5時
金曜日と9月7日(土)、10月26日(土)は午後8時まで開館 (入館は閉館の30分前まで)
- 観覧料
- 一般850(700/600)円、大学生450(350/250)円
※( )内は前売り・20名以上の団体料金の順 ※高校生および18歳未満、心身に障がいのある方と付添者1名は無料 (入館の際に証明できるものをご提示ください。) ※本料金でコレクション展もご覧いただけます。 ※お得な前売券は、7月12日から9月6日までの期間限定発売。 ※前売券の主な発売場所:チケットぴあ(Pコード765-775)、ローソンチケット(Lコード53579)ほか主要プレイガイド、コンビニエンスストアなど ※本展覧会には鑑賞に時間のかかる作品が含まれています。半券をご呈示いただくと2回目以降は団体料金でご覧いただけます。
- 主催者
- 京都国立近代美術館、東京国立近代美術館、京都新聞社
- 協賛・協力等
- 協賛:アサヒグループホールディングス株式会社、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団、京セラ株式会社、京都中央信用金庫、株式会社ワコールホールディングス
- 概要
詩人として出発したベルギー出身の芸術家マルセル・ブロータース (1924-1976) は、1964年頃から美術の領域に身を置き、言語とイメージの関係を扱ったオブジェや写真・短編映画の制作、また公開書簡や出版などの著述活動、さらに美術を取り巻く権威や制度を批判的に検証する虚構性に満ちたプロジェクトなど幅広い創作活動を展開し、戦後美術の転換期に大きな足跡を残しました。
仮面を付けたブロータースが手にしている書物『映画の発明 1832-1897』(ジョルジュ・サドゥール著、1946) が示すように、ブロータースにとって映画は重要な表現方法のひとつであり考察対象でした。特にブロータースが映画を「書く」ための方法として位置づけたことは、これまで「視る」ことへ主に意識を傾けてきた映像表現に対して「読む」という視点を改めて強調した、と言えるでしょう。時にユーモアを交えながら言語とイメージの関係を根源的に問うブロータースの実践は、後進の世代の美術家たちに大きな影響を与えて続けており、特に写真やヴィデオ、インスタレーションの手法を用いた表現が急増した1990年代以降の美術動向を理解する上でも、有効な手がかりとなるように思えます。
主に1990年代後半以降、映像表現を手がける美術家たちに見出せるひとつの傾向として、映画の技術や理論、歴史に高い関心を持ち、過去の映画作品をさまざまな形で参照・解読するという創作手法が挙げられます。こうした傾向を視野に入れつつ、今回の展覧会では、ブロータースによる映画に関するテクストやプロジェクトを参照軸とし、そこから引き出される5つのテーマ―「Still/Moving」「音声と字幕」「アーカイヴ」「参照・引用」「映画のある場」―に即して、国際的に活躍する美術家12名のフィルム、写真、ヴィデオ、インスタレーション等の作品により、映画をめぐる美術家の多様な実践を紹介します。
- イベント情報
- 連続アーティスト・トーク
ドミニク・ゴンザレス=フォルステル、ダヤニータ・シン、田中功起、アナ・トーフ (出品作家)
9月7日(土) 午後2時より
※先着70名 (当日午後1時から1階インフォメーションにて整理券を配布します)
※聴講無料 (要観覧券)、逐次通訳あり
金曜夜の上映プログラム
9月13日(金) 午後7時より……特集:田中功起《a piano played by 5 pianists at once (first attempt)》(2012)
9月27日(金) 午後7時より……特集:ドミニク・ゴンザレス=フォルステル《De Novo》(2009)ほか
10月11日(金) 午後7時より……特集:ミン・ウォン《Angst Essen/Eat Fear》(2008)ほか
当館1階講堂にて、要観覧券 ※詳細はホームページにてお知らせします
NFC所蔵作品MoMAK Films 2013
●10月26日(土) 午後2時より
『裁かるるジャンヌ』(1928年、監督:カール・Th.ドライヤー
『チャップリンの舞台裏』(1916年、監督:チャーリー・チャップリン)
『チャップリンの替え玉』(1916年、監督:チャーリー・チャップリン)
『キートンの探偵学入門』(1924年、監督:バスター・キートン)
●10月27日(日) 午後2時より
『レベッカ』(1940年、監督:アルフレッド・ヒッチコック)
『夜』(1960年、監督:ミケランジェロ・アントニオーニ)
当館1階講堂にて、全作品35mm、日本語字幕付、1プログラム500円
主催=京都国立近代美術館、東京国立近代美術館フィルムセンター
※詳細はホームページをご覧ください
PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015オープンリサーチプログラム[パフォーマンス](予定)
ドミニク・ゴンザレス=フォルステル「M.2062」
2013年9月6日(金) 午後7時~午後8時
会場=京都府京都文化博物館 別館ホール 入場料=無料 (申込不要)
主催=京都国際現代芸術祭組織委員会、一般社団法人京都経済同友会、京都府、京都市
後援=国際交流基金 協力=京都国立近代美術館
※詳細はwww.parasophia.jpにてお知らせします
- ホームページ
- http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2013/399.html
- 展覧会問合せ先
- テレホンサービス (展覧会のご案内):075-761-9900