人類の根源的なテーマ「愛」。愛の概念や定義は、地域や時代によって、また宗教観や文化によっても異なります。しかし、古今東西、愛に関わるテーマがあらゆるジャンルの芸術家たちに多彩なインスピレーションを与え続けて来たことは間違いありません。
本展では、恋愛にはじまり、家族愛、自己愛、ヴァーチャルな愛、愛と平和など、複雑で変化に富んだ現代における「愛」の姿を多様なアート作品を通して探ります。ニューヨーク近代美術館、テートなど、世界の代表的な美術館関係者が名を連ねる森美術館インターナショナル・アドバイザリー・コミッティーの協力を得つつ、国内外の主要美術館から集めた時代や地域を越えた作品群に加え、アーティストによる新作などによって展示が構成されます。