相模原市民ギャラリーでは、アートスポットにおいて、今後益々活躍が期待される相模原市ゆかりの作家を紹介する「ギャラリースタッフセレクション」を定期的に開催しております。シリーズの43回目となる今回は、1993年に女子美術大学絵画科洋画専攻を卒業後、市内で制作活動を続ける作家、門間由佳を紹介いたします。
門間の制作テーマは、生命や物質などすべてのものが持つ固有のエネルギーです。作家自身が対象と向き合い、そこから感じたイメージと独自の哲学・絵画理論を織り交ぜながら、それらを作品として映し出します。一枚の紙、一筆、一つの色に至るまで熟考を繰り返し制作された作品は、穏やかな光と複雑な色彩が幾層にも重なり、見る者の心を包み込むかのような温かみを放っています。
本展では、新作を含む9点を展示するとともに、展示に関連した映像を上映いたします。