タイトル等
日常の美 浜口陽三 春コレクション展
~伊東深水をはじめ新版画とともに~
会場
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
会期
2013-02-09~2013-05-06
※2/16(土)、3/30(土)、3/31(日)はイベントの為、1階会場が鑑賞しにくくなります。
休催日
月曜日(2/3、4/29、5/6は開館)、2/12(火)、4/30(火)
※休館日、開館時間等は都合により変更する場合がございます。
開催時間
11:00~17:00
入館は16:30まで
土・日・祝日は10:00より開館いたします。
※休館日、開館時間等は都合により変更する場合がございます。
観覧料
大人600円(500円) 大学・高校生400円(300円) 中・小学生200円(150円)
( )は20名以上の団体料金
概要
パリと東京、日常にまつわるモダンな感覚と繊細な美しさの息づく、銅版画と木版画の競演です。

浜口陽三(1909-2000)は1950年代、パリで銅版画のカラーメゾチント技法を完成させ、光を含んだ柔らかな深い闇と瞑想的な静物の表現に行き着きました。その静謐な作風は、他の追随を許さず、今なお20世紀を代表する世界的な版画家として知られています。

今春の展覧会では、この浜口陽三の作品とともに、寄贈いただいた木版画を展示します。伊東深水(1898-1972)、川瀬巴水(1883-1957)等による、新版画と呼ばれる作品群です。伝統的な浮世絵が次第に停滞し、明治末期には衰退する一方、大正時代になると画家、彫り師、摺り師の分業体制による「新しい木版画」が興りました。消えゆく江戸以来の情趣と近代日本における新しい感性を取り入れた新版画は、海外でも賞賛を得て、昭和30年代まで続きました。なかでも伊東深水の美人画、川瀬巴水の風景画は人気を博しました。

遠い異国の地で制作を続けた浜口も、東京の風俗や風景を描出した新版画の作家たちも、失われかけた伝統的な技法やテーマに新たな視点を与え、当代の表現をきりひらきました。卓上の果物、女性の微笑、夜の静けさ…画家の眼によって切り取られた日常の一瞬が、版に刻まれ、現代の私たちの前に時を超えて現われます。

春の清清しい気持に華をそえるよう、木版画中の女性の装いについて、着物デザイナーの池田重子氏に解説していただきました。明治・大正・昭和にわたる約1万点の膨大な着物コレクションを築き、粋とお洒落の真髄を知る池田氏のお話は、絵の中の女性の髪型、着物の種類や肌触りなど、失われつつある日本の美意識をよびおこしてくれます。ささやかですが、絵と同趣向の着物や飾りも参考展示いたします。

浜口陽三の銅版画、日本画合わせて30点、新版画30点の展示です。情緒を対比させてご鑑賞ください。
イベント情報
●EVENT● 手作り絵具教室「銅版画インクをつくる」
絵の具の組成と色の仕組みを学びながら、銅版画インクをつくります。製作したインクは3月31日の銅版画自由教室で使うことができます。

日時:2013年2月16日(土) 10:00-12:00
講師:長崎則夫(春蔵絵具)
参加費:1,000円+入館料
定員:12名
お申込:1月28日(月)、11:00よりお電話にて受付開始(先着順)

●EVENT● 銅版画体験教室
①モノクロームメゾチント体験教室<初心者向け>
モノクロームメゾチント技法を使って製版から刷りまでを行い、1回の実習でポストカード大の作品を完成させます。

日時:2013年3月30日(土) 14:00-17:00
講師:江本 創(アーティスト)
参加費:1,800円+入館料
定員:18名

②銅版画自由教室<経験者向け>
当館で体験教室に参加したことがある方限定で作品制作の場所を提供いたします。

日時:2013年3月31(日) 14:00-17:00
参加費:500円+入館料
定員:15名
※技法はモノクロームメゾチントに限ります。

銅版画体験教室①、②お申込
往復はがきにご希望の教室名、お名前、ご住所、電話番号を記入の上、3月18日(月)までにお送りください。抽選の上、返信はがきでご案内します。
詳細はwebサイトでご確認いただくか、お電話でお問い合わせ下さい。
ホームページ
http://www.yamasa.com/musee/exhibitions/20130209_0506/
会場住所
〒103-0014
東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
交通案内
地下鉄

◎半蔵門線水天宮前駅 3番出口 徒歩1分
地下鉄半蔵門線の水天宮前駅の3番出口から地上に出たら、うどん屋さんと、細い道路を隔てて左斜め向かいに、1階ガラス張りのギャラリー風の建物を探してください。
入口上方に青色と黒色の旗(バナー)が見えます。

◎日比谷線人形町駅 A2出口 徒歩8分
◎浅草線人形町駅 A5出口 徒歩10分
人形町通りを半蔵門線水天宮前駅方向へ、FedEx Kinko's Japan (フェデックス キンコーズ・ジャパン) を通り過ぎ、さらに200mほどまっすぐ行きます。首都高速高架のすぐ手前右側の厚木クリニックの角を右に曲がると2軒目の建物が美術館です。1階ガラス張り、入口上方の青色と黒色の旗(バナー)が目印です。

※日本橋三越前から歩くと20分以上かかります。最寄駅の水天宮前のご利用をおすすめします。


バス

中央区コミュニティバス(江戸バス) 北循環ルート
「蛎殻町一丁目水天宮前駅 <22番>」下車 徒歩3分
運行時間 20分間隔
料金 100円(未就学児無料)

主要駅からご利用の場合の所要時間
・東京駅から「東京駅八重洲北口(八重洲地下街北入口)<6番>」より約30分
・三越前駅から「本石町一丁目(日本橋三越前)<8番>」より約27分




首都高速 浜町出口から600m、約3分
首都高速 清洲橋出口から450m、約3分

東京シティエアターミナル駐車場入口前
※美術館には駐車場がありません。向かいのコインパーキングをお使いください。
ホームページ
https://www.yamasa.com/musee/
東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7
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