ウォルト・ディズニー(1901-1966)はミッキーマウスなどの人気キャラクターをはじめ、「白雪姫」や「ピノキオ」「シンデレラ」など数多くの長編アニメーションを世に送り出してきました。彼が作品を通して一貫して描き続けた世界観は、やがて「ディズニーランド」という夢と魔法の国として具現化され、今も世界中の人々に愛され続けています。しかし一方で、若き日のウォルトは貧困や戦争の混乱など、時代の荒波に翻弄されながら苦難と挫折を昧わいます。「夢をもつことが全ての始まり」という彼の言葉の通り、夢に向かって何度も立ち上がり、歩みを進めるウォルトの人生は、私たちに勇気と希望を与えてくれます。本展では、生誕110年を記念し、アメリカのディズニー本社アーカイブより貴重な資料、そしてサンフランシスコにある「ウォルト・ディズニー・ファミリー・ミュージアム」より本邦初公開となる本人の愛用品やコレクションのほか、セル画や関連グッズなど約700点を展示し、夢へ挑戦し続けたウォルトの生涯とその芸術を紹介します。