今回ギャラリーなつか C-Viewにて、私が思考する空間の読み方を『思考の堆積:空間の読み方』と題して見せたいと思います。
思考の堆積として、六本木の国立新美術館で開催される「アーティスト・ファイル2013」の出品作の展示を考えるために8(h)×12×20mという巨大空間をどのように読み込んで行ったか、いくつかの思考模型や荒書きのプランメモ、同会期中に参加する「六本木アートナイト2013」のコンセプトの覚え書き図面やプランドゥローイングと実際に展示する小品を数点展示します。
さらに、今秋に開催予定の「雨引の里と彫刻2013」での田園景観に於ける様々なシュミュレーションドゥローイングを展示します。
私が与えられた場や景観について、インスタレーションの「空間の異化作用と同化作用」を使ってどのようにアプローチし思考を堆積するのか、室内と野外に於ける思考の相違の過程を読み取れる様々な提案が伝われば幸いです。
また、8月26日(月)からは『静かに行く遠い内省』と題し、7年振りとなるギャラリーなつか全室での個展を開催します。
少しだけ静かに行くために表現を進めたいと願っています。