相撲というと長い歴史ゆえに、ちょっと古くて堅苦しいイメージがありませんか?
でも、展覧会を観終わった後、きっとこう感じてもらえるはずです。「あれっ?何だかおすもうさんってすっごくかわいい?!」
新しいヒーローの誕生はいつの時代も熱狂的に迎えられ、その爆発的な活躍は、みんなの心に感動と勇気を焼き付けました。明治の二代目梅ヶ谷と常陸山の「梅・常陸時代」、昭和の大横綱・双葉山、戦後の黄金時代築いた栃錦と初代若乃花の「栃若時代」、「巨人・大鵬・卵焼き」のキャッチフレーズまでできた大鵬、平成の相撲ブームを巻き起こした若貴兄弟。
本展は、江戸から平成までの相撲の黄金時代とおすもうさんたちを、雑誌やふろくなど「出版美術」というジャンルに限定し、約400点の資料で紹介する展覧会です。
江戸のおもちゃ絵、明治の取組挿絵、昭和のメンコやかるた、双六にトントン相撲、平成の相撲マンガなど、懐かしのおすもうさんから新発見のおすもうさんまで、ぎっしり!です。
さあ、キッチュで楽しいおすもうさんを探しに、タイムスリップしてみましょう!