- タイトル等
「映画」と「彫刻」―異なる表現領域のアーティストが原美術館の空間に繰り広げる光と影、動と静の交錯
- 会場
- 原美術館
- 会期
- 2012-12-07~2013-03-10
- 休催日
- 月曜日(祝日にあたる12月24日、1月14日、2月11日は開館し、翌12月25日、1月15日、2月12日は振替休館)、年末年始(12月28日[金]-1月4日[金])
- 開催時間
- 11:00 am~5:00 pm
水曜-8:00 pm/入館は閉館時刻の30分前まで
- 観覧料
- 一般1,000円、大高生700円、小中生500円
原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引
- 主催者
- 原美術館、ポルトガル大使館
- 協賛・協力等
- 助成:EU・ジャパンフェスト日本委員会 特別協力:セラルヴェス美術館 協力:シネマトリックス、アテネ・フランセ文化センター
- 概要
ペドロ コスタとルイ シャフェス。一方は映画、一方は彫刻とジャンルは異なりますが、二人はポルトガル現代芸術を代表するアーティストであり、プライベートでは仲の良い友人です。本展は、彼らが美術館という空間で作品による対話を試みる異色の企画展で、この原型は2005年にポルトガル第二の都市ポルトのセラルヴェス美術館で開催した「FORA!/OUT!」展です。今回はそれを発展させ、原美術館の特徴的な空間を活かしつつ、初公開の新作も含めた新たなるコラボレーションとなります。そして日本での開催にあたリ、彼らが敬愛する日本映画の巨匠小津安二郎監督の墓碑に刻まれた一文字「無」を選び、展覧会タイトルとしました。
ペドロ コスタ(1959年リスボン生まれ)は、「ヴァンダの部屋」(2000年、カンヌ・ロカルノ・山形の各国際映画祭で入賞)や「コロッサル・ユース」(2006年)などを通し、一般的な劇映画の文法・話法にとらわれず、ドキュメンタリーとフィクションの境界線に立つユニークな映画監督として知られています。ルイ シャフェス(1966年リスボン生まれ)は、主に鉄を素材とする彫刻家として活躍しており、ヴェネチアビエンナーレやサンパウロビエンナーレにも参加してきました。抽象とも具象ともとれる造形は暗示性・象徴性に富むと同時に、作品を設置した空間全体を作品としての環境に書き換えていきます。
ペドロ コスタの映像インスタレーションとルイ シャフェスの力強い彫刻作品が、1938年竣工の私邸を再生利用した原美術館の空間でどのようなコラボレーションを創り出すのか、ぜひご鑑賞いただきたいと思います。
- イベント情報
- *日曜・祝日には当館学芸員によるギャラリーガイドを実施(2:30 pmより30分程度)
12/8[土]1:00-3:00 pm
アーティストトーク ペドロ コスタ&ルイ シャフェス
12/16[日]2:30-4:00 pm
講演 杉田敦(美術批評家・女子美術大学教授)
12/19[水]7:00-8:30 pm
講演 港千尋(写真家、映像人類学者、多摩美術大学教授)
12/22[土]2:00-4:00 pm
講演 諏訪敦彦(映画監督・東京造形大学学長)
+ペドロ コスタ短編映画上映
2013/2/2[土]2:30-4:00 pm
講演 瀬下直樹(建築家)
(このほかにも準備中のイベントプログラムがございます)
イベントはすべて有料・予約制です。料金・予約開始日・申込方法などの詳細は、原美術館の公式ホームページ
[http://www.haramuseum.or.jp]や公式ブログ
[http://www.art-it.asia/u/HaraMuseum]で後日発表致します。
- ホームページ
- http://www.art-it.asia/u/HaraMuseum/HCswtynKZoergI3pWOi6/