タイトル等
生誕100年/追悼
彫刻家 佐藤忠良展
「人間」を探求しつづけた表現者の歩み
ブロンズの生命(いのち)
会場
宮城県美術館
会期
2012-11-23~2013-02-24
休催日
月曜日(ただし1月14日・2月11日は開館、12月25日から1月11日まで・1月15日・2月12日は休館)
開催時間
午前9時30分~午後5時
ただし発券は午後4時30分まで
観覧料
一般=1000円(900円)、学生=800円(700円)、小・中学生、高校生=300円(200円)
( )内は20名以上の団体料金
主催者
宮城県美術館/読売新聞社/美術館連絡協議会/ミヤギテレビ
協賛・協力等
協力:株式会社SDアート
協賛:ライオン/清水建設/大日本印刷/損保ジャパン
助成:芸術文化振興基金
概要
佐藤忠良は1912(明治45)年7月4日に宮城県で生まれ、2011年3月30日に東京都杉並区のアトリエで98年の生涯を閉じました。一周忌となる2012年は、生誕100年の年でもあり、この機に佐藤忠良の創作活動を再検証する展覧会を開催いたします。学生時代から、ひたすら人間像ばかりをつくり続けてきた佐藤の制作の基本は、リアリズム(=写実)です。この彫刻家は、“生きている人間のかたち”すなわち人間という思考する生命体のリアリティを追究し続けてきたと言ってよいでしょう。
戦後、抽象美術の台頭とともに、それまでの写実彫刻は、具象彫刻と呼ばれるようになり、写実の概念も拡がります。佐藤の創作は、こうした具象表現の歩みと重なりますが、独自のスタイルを確立する過程を、「写実主義」という観点から振り返ってみます。リアリズムには、もうひとつ「現実主義」という訳語もあります。佐藤は、市井の労働者をモデルにした頭像作品など社会的テーマを扱い、また絵本や美術教科書の編集にも関わり、現実社会に向けた表現活動を実践してきました。社会と美術、社会と美術家という問題について、多様な作品群を通して、この彫刻家の芸術観と社会観にも迫ります。
〈群馬の人〉や〈帽子・夏〉など各時代の彫刻の代表作を網羅するとともに、戦前からの絵本や、表紙絵や挿絵を担当した戦後の雑誌などの出版物、依頼によって制作したトロフィーやメダル、肖像彫刻の石膏原型など、これまで紹介されることのなかった作品や資料によって構成されます。
イベント情報
□講演会「父 佐藤忠良を語る」佐藤オリエ(女優)
11月23日(金・祝) 午後1時30分から/講堂/聴講無料(ただし300席・先着順)

□対談「佐藤忠良先生を語る」
笹戸千津子(彫刻家)+山根基世(「ことばの杜」代表、元NHKアナウンサー)
12月9日(日) 午後1時30分から/講堂/聴講無料(ただし300席・先着順)
共催:「佐藤忠良先生を語る会」宮城県実行委員会

□まちなか美術講座「佐藤忠良が遺したもの」三上満良(宮城県美術館学芸員)
2013年2月2日(土) 午後1時から/東北工業大学一番町ロビー/聴講無料

□公開制作「塑像をつくる」宇佐美 明(彫刻家)
会期中の土、日曜日を中心に、心棒作りから石膏取りまで、塑造彫刻の制作過程を公開します。
創作室/見学無料 (詳しくは美術館ニュース、ホームページをご覧ください)

□学芸員による展示解説
12月15日(土)、2013年1月19日(土)、2月16日(土) 各日とも午後2時から
観覧券をお持ちの上、2階展示室入口にお集まりください。
ホームページ
http://www.pref.miyagi.jp/bijyutu/mmoa/ja/exhibition/20121123-s01-01.html
会場住所
〒980-0861
宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
交通案内
>> 【公共交通機関をご利用の場合】
■ 地下鉄
仙台市営地下鉄 東西線
「国際センター駅」 西1出口から北へ 徒歩7分、
「川内」駅 北1出口から東へ 徒歩7分。

■ 路線バス
仙台駅西口バスプール15番乗り場より
730系統:市営バス川内営業所前行
739系統:(広瀬通経由)交通公園循環
のいずれかに乗車、「二高・宮城県美術館前」下車徒歩3分。
(仙台駅より所要約15分)

■ るーぷる仙台
仙台市内の観光スポットを結ぶ循環型バスです。
当館の最寄りには 「国際センター駅・宮城県美術館前」と「二高・宮城県美術館前」の2度停車します。

>> 高速道路をご利用の場合
東北自動車道・仙台宮城I.C.より仙台方面(仙台西道路)に入り、仙台城跡方面を経由して美術館へ。 I.C.より約15分。
ホームページ
https://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
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