- タイトル等
作家特集展示
石井 壬子夫
―生誕100年を迎えて―
- 会場
- 公益財団法人 大川美術館
- 会期
- 2012-10-05~2012-12-16
- 休催日
- 月曜日(ただし、10月8日は開館)10月9日(火)
- 開催時間
- 10:00~17:00
入館は16:30まで
※10月13日(土)は催し物開催のため15:00閉館(入館は14:30まで)となります。ご了承ください。
- 観覧料
- 一般1,000円 高・大生600円 小・中生300円
20名以上の団体は20%割引
※毎月第一土曜日(桐生市内・桐生天満宮古民具骨董市および買場紗綾市開催日)は入館料が20%割引
※震災で避難されて来られた方は入館料無料でご覧いただけます。
- 概要
大川美術館では、1992年に「回顧展」、1993年に晩年の自画像デッサンにスポットをあてた「自己像展」として、これまでに2回の石井壬子夫展を開催し好評を博しました。生誕100年にあたる本年は、作家特集展示として、孤高の画家・石井壬子夫の画業をあらためて回顧します。
1912年、石井壬子夫は香川県高松市に生まれました。幼少期は新潟に暮し、1923年、11歳のときに父の郷里栃木県足利市に転居します。川端画学校を経て1932年東京美術学校に進み、卒業後一時画家を志すも、戦争という激動の時代のなかで教師の道を選びました。戦中は、水戸、足利、桐生の地で美術教師として教鞭をとっています。1970年に58歳で教員を退職したのちは、武蔵野美術学園に入学。画家としての再出発をはかります。やがて広島シリーズの大作に挑み、晩年にかけては毎日自身の顔を描く「自己像」に取り組みます。1990年78歳で亡くなるまで、ひたすら自身の内面を見つめ描き続けました。
今回は、20歳代の作品から晩年までの館蔵品を厳選し、またアトリエに遺された執拗に描き込まれた制作ノートや、身近な自然物をとらえたみずみずしいスケッチも展観します。生涯数千枚の絵を描きながらも、生前その画業をほとんど知られることがなかった石井壬子夫の静謐な絵画世界をふたたびここに見つめ直します。心服した同世代の画家、松本竣介や麻生三郎らの作品群とあわせてご堪能いただければ幸いです。
- イベント情報
- 〔座談会(友の会共催)〕
―石井尚一氏、克氏を囲んで―
11月3日(土・祝) 18時~20時
ご子息両氏をお招きし、父・石井壬子夫についてお話しいただきます。お気軽にご参加ください。
*要申込。参加費無料。ただし入館料は別途必要です。
学芸員による作品解説 (ギャラリートーク)
毎週土・日曜日14:00~
*申込不要 入館料のみでご参加いただけます。
(都合により中止になる場合もあります)