本展は藤田匠平、山野千里、そしてこの2人のユニットであるフジタチサトの、2人と1組のグループ展です。アトリエでは机を並べて制作する藤田と山野。ユニットであるフジタチサトの作品はもちろん、それぞれ個人の作品の制作中にもお互いの会話があり、その距離感も作品が完成するプロセスの一部となっています。複数の作家が参加する通常のグループ展とは違うこの特徴と、それぞれ動物をモチーフにすることが多いということで、「机隣(キリン)」という展覧会名としました。藤田は定番の瓶のシリーズと立体作品を、山野は立体の作品に加えて平面作品を、そしてフジタチサトは100点を超える作品を展示する予定です。それぞれの世界、そして机を並べる2人の対話から生まれてくるもの。その豊かなバリエーションが一度にご覧いただける珍しい機会です。是非ご高覧下さい。