県立博物館では、佐賀県の自然・歴史・文化の概要を県民の皆様に知ってもらうため、自然史・考古・歴史・美術・工芸・民俗の各分野の資料を一堂に展示する常設展「佐賀県の歴史と文化」を、定期的に展示替えを行いながら開催しています。
今年度の第3期は、毎年有明海で越冬をする旅鳥の「ダイシャクシギ」の剥製(はくせい)や、江戸時代佐賀城下で活躍した宮田派による「烈」の字を見事に打出した「烈字打出二枚胴具足(れつじうちだしにまいどうぐそく)」、佐賀藩2代藩主鍋島光茂(みつしげ)の元家臣山本常朝(やまもとじょうちょう)の談話を筆録した「葉隠聞書(はがくれききがき)」、江戸時代前期の有田焼の作品「染付柿文柿形手塩皿(そめつけかきもんかきがたてしおざら)」、江戸時代の四季の情景の中に耕作と養蚕・機織の作業の様子を描いた周遊斎夏龍(しゅうゆうさいかりゅう)筆「耕織図屏風(こうしょくずびょうぶ)」など、各分野において大変貴重な169点の資料を新たに展示します。
是非、この機会に貴重な資料を御鑑賞ください。