佐賀県立美術館では、今年も子どもたちを対象とした展覧会「夏休みこどもミュージアム」を下記のとおり開催します。
コンピューターの進化により、デジタルやバーチャルリアリティ全盛の現代ですが、そのようなときにこそ、昔ながらの手仕事が生み出す人間味や深い味わいが見直されています。
今回の展示「すったりおしたり」では、木版画や拓本などの平面印刷に加え、縄文土器や瓦などの立体印刷も紹介します。さまざまな印刷の特徴を子供たちに伝え、コンピューターの世界にはない、人の知恵や工夫を感じとってもらいたいと考えています。
また、手仕事が生む偶然のおもしろさ、物づくりの楽しさ、きれいに完成させることの苦労を学ぶきっかけとなるように、拓本などの簡単な体験ができるコーナーも設けます。さらに、お祖父さん、お祖母さん世代には懐かしいガリ版も展示します。
美術館で涼みながら、お孫さんたちに昔の話をなさってはいかがでしょうか。