展覧会場の作品のまえで、自然のこと作品のことなどを語っていただきます。
秋岡さんの作品は、森の空気につつまれるような、やわらかくやさしい雰囲気をもっています。
アトリエは、大阪から移り住んだ、緑豊かな三重県青山町。彼女は、アトリエの近くの森を歩き、ゆっくりしたシャッター・スピードで写真を撮影します。そうすると空の青さも、緑の木々も、あたたかい木漏れ日も、光のなかでまじりあうような写真となります。それを、大きな和紙に拡大したのが展示されている作品です。
展示室で、彼女の作品にかこまれると、見る人も、森の空気につつまれているような気持ちになるかもしれません。
対談のお相手は、フランスの美術館のことや今日のフランスの美術にくわしい岡部先生。
パリに留学中の秋岡さんと会い、小さな鉢植えを送った人物。留学中、パリの街が見渡せる窓辺に、ずっと置かれていたとか。お二人の自然をめぐる対談も、国際的なものになるかもしれません。
どうか、お楽しみに。
●秋岡美帆[出品作家]
●岡部あおみ[武蔵野美術大学芸術文化学科教授]
●時間…10:30~11:30
●場所…美術館展示室3[2階]