タイトル等
市制施行60周年記念・開館30周年記念
日本の自然と小野竹喬
会場
笠岡市立竹喬美術館
会期
2012-07-28~2012-09-09
休催日
毎週月曜日
開催時間
9時30分~17時
入館は16時30分まで
観覧料
一般500円(400)・高校生300円(200) 小中学生150円(90)
( )内は団体20名以上
65歳以上の方・笠岡市内の小中学生は入館無料。年齢のわかるもの・笠岡っ子無料パスを提示してください。
開館30周年記念無料開館日 8月11日(土)・12(日)
概要
竹喬は、生涯にわたって、季節感にあふれる日本の自然を題材とした作品を描いています。それらは、古くから描かれてきた理想郷を求める想像の山水画(さんすいが)とは異なり、実際に目の前に広がる景色から受けた感動に基づいていて、叙情を誘う狙いや、自らの思想や心情を仮託する意図もほとんど見られません。まさに自然そのものを描こうとしています。
その制作は、美しい風景をただ写すことに終始せず、物象の奥に感知される大自然の絶対的な力や秩序、まるで「神様みたい」に思われる自然を表出することを目指しています。感動のままに、即興的に描くことができない日本画の素材(紙や絹、岩絵具(いわえのぐ)など)を、青年期には足かせのようにも感じていましたが、さまざまな模索を経たのちに、「どういうふうにそれ(自然)を表現したらいいかということが、わりに具体的に素材との関連をもちながら心のなかで養われていく」ようになったといいます。
晩年、「日本画の素材を生かして、日本画らしい作品を描く」ことこそ自らの体質にあうと考えるに至った竹喬は、「日本人の美」とは「風景の中に自ら溶けこんで自然と一体となって描く」境地だと述べています。その作品のうちに表れている、自然との深い交感のあとや制作に際しての素材との対話のあとを、来館者の皆様に愛されてきた代表作の中に改めて見つけていただけましたら幸いです。
イベント情報
ギャラリートーク
7月28日(土)、8月19日(日) 13時30分~14時30分 聴講無料(入館料のみ必要)

美術講座
「竹喬の絵画制作、その日々―制作日記と書替絵誌から―」
講師:上薗四郎(竹喬美術館長)
8月5日(日)13:30~15:00 竹喬美術館視聴覚室にて
聴講無料(入館料のみ必要、お電話にてお申し込みください)
ホームページ
http://www.city.kasaoka.okayama.jp/soshiki/30/sizento.html
会場住所
〒714-0087
岡山県笠岡市六番町1-17
交通案内
山陽自動車道 笠岡I.C.から 15分

JR山陽本線 笠岡駅から
・タクシー 5分

・徒歩 25分

・笠岡駅前4番のりば
神島(こうのしま)循環 / 乗時(のりとき)行き / 美の浜(みのはま)行き
「市民会館・竹喬美術館前」下車すぐ
所用5分・150円
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
岡山県笠岡市六番町1-17
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