押元一敏(1970~)は、当館において開催したグループ展「次代への表現展」出品作家の一人。シリーズとして第9回まで開催したこの展覧会は、将来活躍が期待される若手作家をジャンルを問わず紹介してきました。本展は「次代への表現展」から出発した作家のその後に注目し、さらなる発展を期待する展覧会です。
押元は東京藝術大学在学中デザイン科で中島千波に師事し、自らも日本画作品を生み出してきました。現在は横浜美術大学で准教授としても活躍しています。
展示毎に様々な挑戦を行い作風にも変化を見せてきた押元。
多様な変化を見せながらも、作品はどれもやわらかな印象を見る者に与え、やすらぎを見出すことができるでしょう。
本展では、初期の作品から新作までを紹介し、その変貌をたどりながら画家の本質に迫ります。