人間が生活をする上で昔から変わらず行われていること、それは食事です。芦屋では国の史跡にされている会下山遺跡(えげのやまいせき)の出土品から、弥生時代に米作りが行われていたことがわかります。他にも食物を盛っていた器や、漁具など興味深い品々が発見されています。古代の人々の食生活に欠かせなかった道具が、現在のものとどのように異なるかをご覧いただきます。
さらに、古代だけでなく、江戸時代や明治、大正、昭和という一昔前の時代の人々の食生活に欠かせない様々な食器などから、家族がちゃぶ台を囲み、一家団らんの時間を過ごしていた風景を懐かしんでいただきます。あわせて、今より道具が発達していなかった江戸時代の農耕具などにみられる人々の工夫にもご注目ください。