米子市出身の洋画家笹鹿 彪(ささか ひょう 1901~1975)は、今年で生誕100周年を迎えます。
笹鹿は米子市四日市町の印刷業の家の次男として生まれました。大正元年の10歳ころ、米子市で開催された香田勝太の個展を観て「油絵というものの美しさをはじめて知り、まったく驚いてしまった。」と深い感銘を受け画家になる決意をしました。19歳のころ上京し、岡田三郎助主宰の本郷絵画研究所に学びました。その後、日展に連続して入選し、会員・審査員・評議員を歴任しています。本展では昨年度、ご遺族より、16点の寄贈を受け、これまで当館で収蔵していた作品と併せて約40点を展観いたします。
■主な出展作品
笹鹿 彪 <楕圓形の肖像>、<裸婦(緑の裸婦)>