第一部 モダンデザインの名品―フランク・ロイド・ライト、森谷延雄、柳宗理…
第二部 横須賀の家具作家―神永匡崇・白倉祥充・藤澤耕一郎
日本でデザイン・制作された「一人がけ」の住居用の木のイスを中心に、おもに1920年代から70年代のインテリアデザインの歴史をたどる展覧会。近代以降の日本における“イスのある生活”を多彩な視点から捉えます。
明治時代、宮中や政府機関などの公的な場から始まった「イス」のある生活スタイルは、やがて一般の人々の住まいにも根づき始めます。
大正から昭和戦前期にかけて、のびやかでモダンな家庭生活を実現しようとする建築家や芸術家たちが生み出した、さまざまな形のイス。戦後、北欧デザインの影響や産業振興・デザイン振興政策の後押しを受けて誕生した、デザイン史に残る名作…。
歴史上、著名な名品イス約50点に加え、横須賀で活躍する現代の家具作家の作品に実際に座れる「体験コーナー」、三笠保存会が所蔵する錨(いかり)マーク入りの記念艦三笠のイスなど、横須賀美術館ならではの企画もお楽しみください。