美術における女性の表現は、古代から現代に至るまで探求され続けてきた永遠のテーマの一つです。
日本絵画においては、古来よりやまと絵や浮世絵などに優れた佳品が生み出され、近代日本画においては「美人画」というジャンルを生んで、多くの画家たちが様々な角度から女性の美を描き出してきました。
本展は長い歴史を誇る京都市美術館のコレクションより、京都画壇を中心に、上村松園をはじめ、前田青邨、菊池契月、土田麦僊、秋野不矩、橋本明治(島根県浜田市出身)など、近代日本画を代表する作家約40名によって制作された多彩な女性像約70点を展覧します。
帝展や日展、国画創作協会展などへの出品作を中心とした珠玉の名品をどうぞご覧ください。