来年には東京こけし友の会の創立60周年を迎えます。その記念行事として「私の好きな戦後のこけし」展示会を開催いたします。
会員が所蔵する伝統こけしの中から、特別な思い出のあるこけしを出展してもらい、創立60周年を祝うことになりました。
最初に買ったこけし、産地の工人から直接買ったこけし、形状や描彩が気に入ったこけし等々、会員の心の中にそれぞれ印象に残るこけしです。
また、こけしにかぎらず、伝統こけし工人の作った、雛こけし・木地玩具なども会員の希望により展示しました。
東北に生まれ、長い歴史をもつ伝統こけしは、こけし工人が木を轆轤(ろくろ)で削って一本一本を丁寧に作り上げた作品です。
その木の温もりのある木の人形「こけし」は童女の微笑みが私たちに優しく語りかけ、私たちの心を癒してくれます。
どうぞ、東京こけし友の会の会員が集めたこけしを、ごゆっくりご観覧くだされば幸いです。
今回、カメイ美術館には会場の提供と準備のお手伝いをいただき厚く感謝を申し上げます。
平成24年7月10日
東京こけし友の会 会長 橋本 永興