魔よけとして身につけられたとんぼ玉や、大衆玩具として親しまれるビー玉。ガラス玉の輝きや色彩に心惹かれたり、ロマンやノスタルジーを感じ、その小さなガラスを宝物として手もとに置いておきたいと思った人は少なくないでしょう。
現代では、自らの手でガラス玉を作る環境が整い、クラフトブームも重なって、ガラス玉作りは身近な工芸へとなりつつあります。見て愛でることから、生みだし愛でることへ、ガラス玉と人との関わりは、今、新たな変化を迎えています。
本展では、古代の遺跡から発掘されたガラス玉、現代作家のガラス玉、ビー玉を使った体験型現代アート作品など、《歴史を知る》《技を見る》《体験する》の3つのテーマでガラス玉の世界をご紹介します。