金山平三(神戸市出身、1883 - 1964)は日本を代表する洋画家です。東京美術学校を卒業後、渡欧、気鋭の画家として日本の美術界に大きな影響を与えました。
日本各地に自分が描きたい風景を探し求めていた金山は山形県大石田町の風景に関心を持ち、1923年初めて大石田町を訪れます。それ以来、金山の取材地の一つとして毎年のように大石田町に訪れ、太平洋戦争の時には疎開し、亡くなるまで住民票は大石田町に残しました。
本展覧会では大石田町出身で金山平三の薫陶を受けた金子阿岐夫氏が収集した金山平三作品37点に公益財団法人日動美術財団が所蔵する作品資料を合わせて展示公開するものです。