すべての「いのち」と向き合い、希望の未来を見つけよう!
「絵本ミュージアム」は毎年テーマの根底に「いのち」を掲げていますが、東日本大震災から1年経ち、改めて原点に立ち返り、人間だけでなく、動物、自然を含む「いのち」に向き合うことにしました。
現在・過去・未来…「いのち」が紡ぐ物語のナビゲーター役はずばり「科学」です。地球や生物、宇宙といった壮大な「いのち」の成り立ちから、例えば料理や工芸、お菓子作りまで、私たちの身の回りにある、ほとんどのものと「科学」は密接に関わっています。会場では、『だるまちゃん』の作者であり、50年にわたり絵本を通して科学を伝えてきた、かこさとし(加古里子)さんのコーナーをはじめ、「地球ひろば」「恐竜はかせになろう」「宇宙船あじび号」といったコーナーを設け、様々な科学との出会い、楽しさを提案します。もちろん、今年も絵本の中に入り込んだような体験ができる空間でお出迎えいたします。
展示する絵本は約1000冊!時空を超えて楽しめる絵本が、自然との共存、生命の大切さを改めて考える旅の道連れとなることを願っています。
世界に先駆けて創刊した月刊科学絵本『かがくのとも』をはじめ、多くの科学絵本を出版してきた「福音館書店」の特別コーナーも登場!『たくさんのふしぎ』シリーズ300号300冊を一挙紹介するコーナーや、『ぐりとぐら』といった人気絵本が展示されます。