岩合光昭は、1970年以降、北極圏や南極大陸を含む世界各地に取材し、野生動物と大自然を撮り続け、動物写真家として海外のメディアでも高く評価されています。そうした活動と並行して、猫や犬など身近な動物にも関心を寄せ、猫の写真は40年以上にわたって撮られ続け、ライフワークのひとつになっています。
今回の展覧会では、岩合が若い時に一緒に暮らした猫「海(かい)ちゃん」をはじめ、日本各地や海外で出会った猫の写真から精選した約240点を紹介します。「ネコが幸せになればヒトも幸せになり、地球も幸せになる!」と語る岩合が捉えた猫たちの表情豊かな姿は、私たちの目を楽しませ、心を和ませてくれるとともに、猫の存在が私たちの日々の生活を豊かなものにすることを気づかせてもくれることでしょう。