当館コレクションの中から、素描や淡彩の作品を紹介するシリーズ8回目。油彩の下絵となったものや、人物や静物のデッサンなどあわせて 40点あまりを紹介します。出品作家は、二科会で活躍した福島金一郎、独立美術協会所属の赤堀佐兵、水野恭子や、地元で活躍する高山始など。油彩画などとは違って素描作品からは、創作家たちの作品を描いている過程の試行錯誤が読み取れ、それぞれの作家を研究する上でも貴重な資料となります。そして、同時に油彩などのそれとは違い、独特の素朴な味わいや瑞々しさが感じられ、一つの作品として十分にお楽しみいただけるものばかりです。