日本で最初の公立近代美術館として1951年に開館した神奈川県立近代美術館は、鎌倉という土地と、そこに暮らす多くの文化人と深いかかわりを持ち、支えられてきました。「古都鎌倉と近代美術」展では、古都鎌倉の世界遺産登録に向けて、当館の所蔵作品から朝井閑右衛門や斎藤清、伊東深水など鎌倉にゆかりの作家の作品を紹介することで、古都鎌倉と近代美術の関係を再考します。併陳として「新収蔵作品展」を開催し、2011年度に当館に収蔵されたジョルジュ・ルオー、上村松篁、砂澤ビッキなどの作品と合わせて、北川原コレクションとして新たに加わった藤田嗣治の《キキ・ド・モンパルナス》を初公開します。