アド・ミュージアム東京は、昨年はじめてニューヨークADC(Art Directors Club)の受賞作品をご紹介いたしました。大変多くの方にご鑑賞いただき、改めて、本賞は、広告人が敬意と親しみをもって注目する偉大な賞であることを実感いたしました。
ニューヨークADC賞は世界の広告賞のなかでも長い歴史を刻み、その受賞作は、常に世の中を鮮やかに映しつつ変化してきましたが、世界中のクリエーターたちをつなぎ(Connect)、刺激し合い(Provoke)、向上しよう(Elevate)という創立精神は、今も変わることなくADCメンバーたちに受け継がれています。
90回目を迎えた「ニューヨークADC賞」をお楽しみください。
アド・ミュージアム東京 館長
松代 隆子
NY ADC賞展へようこそ。私たちは、クリエーティブのプロフェッショナルとしてお互いの仕事の成果を分かち合い、学んでいくことが必要です。この業界には数多くの賞がありますが、優れたクリエーティブが競い合うADC賞は、最も受賞が難しい賞のひとつであり、広告、デザイン界における特別な存在と言えるでしょう。しかし、本賞を受賞したことで満足してしまってはならないのです。私たちは、互いにもっとコミュニケーションを図り、刺激し合い、切磋琢磨していかなくてはなりません。
この展覧会には、あなたの心を駆り立てるアイデアがきっとあるはずです。どうぞ本展を心ゆくまで楽しみ、そして、あなたも自分を磨くためにADCに参加しませんか。
New York Art Directors Club President
Benjamin Palmer