"富山県入善町出身の画家・前田常作(1926年生まれ)は、一貫として曼荼羅を主題に制作を続け、国際的な評価を受けている作家です。昨今の制作では《百観音》の制作を志し、それが完成の暁には、作家の抱懐する独自な世界観と、それを美術作品として凝縮させる画期的な業績が、広く江湖の関心を集めるものと期待されています。本展では、前田常作の初期から70年代初頭にいたる作品世界に焦点をあて、""曼荼羅""へと開花する道程を明らかにし、《百観音》に至る制作の軌跡をたどり、前田作品の魅力あふれる世界をあますところなく紹介します。"