2012(平成24)年は、小説家・サー・アーサー・コナン・ドイル(Sir Arthur Conan Doyle:1859年-1930年)の代表作〈シャーロック・ホームズシリーズ〉の第一弾『緋色の研究(1887年)』が発表されて、125年にあたります。 当館では、勝央町出身の劇作家・額田六福の師《日本のシャーロック・ホームズ》と呼ばれる『半七捕物帳』を描いた岡本綺堂。六福の娘で、テレビドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』に日本語版に翻訳した翻訳家の額田やえ子。また、津山市出身の推理小説翻訳家・延原謙、美作市出身の小説家で翻訳家の阿部知二と、シャーロック・ホームズを日本に広め、根付かせた人々にスポットを当て、シャーロック・ホームズと作家達が相互に与えた影響と考察すると共に、作品や、原稿、テレビドラマ放送当時の資料などを紹介いたします。また、関連企画として記念講演会、座談会を開催し、現代の私たちから見た二人の関係シャーロック・ホームズについて検証します。