東京都美術館は、1926[大正15]年に上野公園に開館して以来、公募団体とともに歩み続けてまいりました。このたびのリニューアルオープンを機に、「公募展発祥の地」としての歴史の継承と発展を図るため、「公募団体ベストセレクション」展をスタートいたします。
本展覧会は、全国の主要な公募美術団体の中から、公募展活性化企画審査会によって選定された27の団体による合同展です。各団体の作家をご紹介するとともに、それぞれの作品を通じて、団体が相互に刺激し合い、公募展全体の活性化に寄与することを目指しています。
団体から選出された「公募団体の顔」ともいうべき作家を含む、「旬の作家171人」を一堂に集め、その魅力を紹介する本展では、バラエティーに富んだ出品作品全178点―油彩画、彫刻、版画、工芸、水彩画、日本画―との「対話」を楽しみつつ、じっくりとご鑑賞いただける展示空間づくりを行います。
なお、本展出品者の中から3~5名を選抜し、「都美セレクション 新鋭美術家」展(2013[平成25]年2月15日〈金〉→3月8日〈金〉)を開催する予定です。
リニューアルオープン後の東京都美術館から発信する新しい展覧会「公募団体ベストセレクション 美術2012」にどうぞご期待ください。