院展は、日本美術院主催の長い歴史と伝統を誇る日本画の展覧会です。
1898(明治31)年に岡倉天心によって創立された日本美術院は、活動の一時休止を経て、1914 (大正3)年に横山大観らが中心となった再興第1回院展を開催して以来、今日まで新しい日本画の創造をめざす多くの優れた作家たちを生みだしてきました。円熟の作家から気鋭の若手作家までが互いに切磋琢磨し、独自の世界を切り拓く最新作が一堂に会する貴重な機会として、毎年注目されています。
本展では日本美術院同人作家の新作32点をはじめ、受賞作品、および九州出身・在住作家の入選作品を含む77点を展示します。伝統を受け継ぎながら、表現の多彩さと可能性、新たな創造に挑む日本画の世界をお楽しみください。