タイトル等
チカップ美恵子展
~アイヌ文様刺繍と詩の世界から~
それはひと針ひと針に込められた女たちの祈りうた
会場
北海道立釧路芸術館
会期
2012-04-13~2012-06-27
休催日
毎週月曜日(ただし、4月30日と6月25日は開館)
開催時間
午前9時30分~午後5時
毎週金曜日・土曜日は午後6時まで
観覧料
一般500円(400)円、高大生250(150)円、小中生100(50)円
( )内は10名以上の団体料金、親子料金、リピーター料金
※障害者手帳を提示の方等は無料
※親子料金=高校生以下の子とその親
※リピーター料金=本展および「土門拳の古寺巡礼」展チケット半券を提示の方
主催者
北海道立釧路芸術館、北海道新聞釧路支社
協賛・協力等
後 援:釧路市、釧路市教育委員会、NHK釧路放送局、FMくしろ、(財)アイヌ文化振興・研究推進機構、(社)北海道アイヌ協会
協 賛:道立釧路芸術館ポポ&ももの会
特別協力:株式会社大和プレス
概要
釧路で生まれ育ったチカップ美恵子(1948-2010)は、アイヌ民族復権運動に力を注ぐ一方、文様刺繍家として優れた作品を残したことでも知られています。16歳頃から刺繍を始め、油彩画の勉強やアニメーションの彩色の仕事を経験した後、25歳から本格的に刺繍家として活動を行いました。
刺繍はアイヌの女性たちの手仕事で、その技術は母から娘へと引き継がれます。チカップ美恵子もまた母親から刺繍を教わり、伝統的な文様を組み合わせ、色鮮やかな刺繍糸を用いて衣服やタペストリー、テーブルセンターなどさまざまな作品を縫い上げました。初の本格的な回顧展となる本展では、自然の息吹や季節を感じさせるそれらの刺繍作品を、デザイン原画や着想のもとになった動植物のイラストなどともに展示し、また、山や海、湖など自然を背景に撮影した植村佳弘の写真作品を通じて紹介します。さらに、情感豊かな詩やエッセイなどの文芸作品も加えながら、アイヌ民族の伝統と創造のうたを布に織り込み、言葉に託したその芸術を振り返ります。
大空に羽ばたく鳥(チカップはアイヌ語で鳥の意)のように、61年の生涯を大きく鮮やかに舞い続けたチカップ美恵子の創作世界。そこには、自然と芸術が親密に交わる美の世界が息づいています。
イベント情報
■関連事業
トーク&ポエム・リーディング
①「チカップ美恵子の詩とインドへの旅」②朗読の集い
日時=4月14日(土)14:00~
講師=麻生直子氏(詩人・日本文藝家協会会員)
会場=当館アートホール(聴講無料)

講演会「チカップ美恵子が遺そうとしたもの~母から娘への虹の歌」
日時=4月15日(日)14:00~
講師=植村佳弘氏(北海道新聞社写真部次長)
会場=当館アートホール(聴講無料)

ギャラリー・トーク「写真が伝えるチカップ美恵子の世界」
講師=寺嶋弘道(当館学芸主幹)
日時=5月13日/6月24日いずれも日曜日、14:00~
会場=当館展示室(要・観覧券)

学芸員による鑑賞ツアー
講師=寺地亜衣(当館学芸員)
日時=4月28日/5月12日・26日/6月9日・23日
いずれも土曜日、14:00~
会場=当館展示室(要・観覧券)

コンサート「ハポシンタ/母のゆりかご」
出演=結城幸司氏(アイヌアートプロジェクト代表)
日時=5月5日(土・祝)14:00~
会場=当館アートホール(入場無料)

ワークショップ「はじめての刺繍~暮らしの中のアイヌ文様」
日時=6月10日(日) 10:00~/14:00~
講師=佐々木恭子氏(アイヌ刺繍指導、釧路アイヌ語の会)
場所=当館フリーアートルーム(事前募集制。5月1日より受付開始。定員各回15名)
費用=900円(展覧会観覧料+材料費)
ホームページ
http://www.kushiro-artmu.jp/monthly_event/exhibition2012041301.htm
会場住所
〒085-0017
北海道釧路市幸町4-1-5
交通案内
・JR釧路駅より 徒歩約15分 (南へ約1.2km)
・くしろバス:「十字街」「十字街7丁目」停留所下車 徒歩3~5分
・釧路空港より市内行き連絡バス 約50分→「フィッシャーマンズワーフMOO」下車 徒歩約2分
ホームページ
https://www.kushiro-artmu.jp
北海道釧路市幸町4-1-5
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